流行りのリチャードソンジリス
最近、TikTokやYoutubeなどで人気を博している「ピー助」や「ドンとコイ」をきっかけに
リチャードソンジリスに興味を持つ方が増えています。
リチャードソンジリスは知能が高く、個体によっては「ハウス」(「ハウス」と言うと自分のゲージに戻る)を覚える子もいるみたいです。
今回は短い手を一生懸命伸ばして餌をねだる姿やふてぶてしく座る姿が可愛いリチャードソンジリスの飼育に必要なものや、おおまかな初期費用についてご紹介します。
動物の習性を知る
まず飼育をするにあたって、その動物の習性や特徴を知っておく必要があります。
なぜかというと、
その動物の習性や特徴を知っていれば、その動物に合った飼育環境を再現できるからです。
例えば、リチャードソンジリスには「冬眠をする」「睡眠時は巣穴に潜る」などの特徴があるので、
・保温用具を準備する
・巣穴の為の素材を用意する
など、飼育道具の選定に役に立ちます。
なので、飼育をする前にリチャードソンジリスの習性や特徴を学んでおきましょう。
飼育に必要なもの
飼育ケース
大きければ大きいほどいいですが、回し車(30cmほど)や巣箱、餌箱、トイレが置けて、個体が自由に動けるスペースがあるものが好ましいです。
目安としては、幅60㎝・奥行40㎝・高さ35㎝以上のものが好ましいです。
ただ、ケージが狭くても定期的に部屋んぽなどをさせてあげることで、ストレスを解消できますので、部屋んぽやお散歩が出来る方は、トイレや回し車が置けて、個体の寝床が出来る広さであれば問題ないと思います。
私は目安より少し小さいですが、↓のペットショップで使用されていたものを購入しました。
※これについては別途、感想を書いた記事をUPします。
床材
床材には下記の種類があります。
- 紙製のもの
- 木のチップ
- ティッシュ
- 牧草
- 布
- ペットシーツ
- 新聞紙
選び方としては、
- 手入れのしやすさ
- 値段
- 個体のアレルギーの有・無
- 安全性
があります。
最初はペットショップで使用されていたものを使用するのが個体にとってストレスが少ないですが、
違うものを使用したい場合は、最初のものと混ぜ合わせながら、徐々に変えていくのが良いでしょう。
巣箱
リチャードソンジリスには、牧草や綿、床材などを使用して寝床を作る習性があるので、設置の必要がない場合があります。
なので、巣箱に関しては以下の観点を考慮しながら設置の有無を決めてみてください。
- ペットショップにいたときに使用していたかどうか
- お手入れのしやすさ
- 設置したときの外観
- ゲージ内が窮屈にならないか
- 個体の好み(巣箱を使用したがるかどうか)
トイレ
リチャードソンジリスはトイレを覚えます。
床材を敷いておけば、おしっこを床材が吸収してくれるのでトイレの設置をしない方もいますが、トイレの設置には下記のようなメリットがあるので、参考にしてみてください。
- お手入れが楽になる
トイレの部分だけを掃除すれば良いので、頻繁に床材を変える必要がなくなります。 - 消臭効果があるものを使用すれば、においへの不快感がなくなる
- 餌や床材におしっこが付かなくなるので衛生面的にも良い
トイレは、GEXから出ているハリネズミ用のトイレがおすすめです。
ある程度深さがあるので、トイレ砂を掘り返しても飛び散りが少ないのと、大きさも大人のリチャードソンジリスがぴったりはまる程度なので、こちらを検討してみてください。
トイレ砂
リチャードソンジリスには穴を掘る習性があるので、砂のトイレだと掘り返してしまい、おしっこがついた砂をまき散らしてしまいます。
なので、おしっこの成分で固まるものや、↓のような木のチップを使用するのをおすすめします。
餌箱
リチャードソンジリスはゲージ内で活発に動くので、小さくて軽い餌箱だとひっくり返してしまいます。
なので、なるべく重たい物や固定できるものが良いでしょう。
かじり木
リスはげっ歯目(ネズミ目)なので一生歯が伸び続ける動物です。
なので、”かじれる木”を設置してあげることで、不正咬合などの病気の防止につながります。
木製の巣箱や餌箱を設置される方はそれを齧るので、かじり木は必要ないですが、おもちゃとして設置してあげても良いかもしれません。
餌
野生のリチャードソンジリスは、主にイネ科の草を食べています。
草についている虫も一緒に食べるので、草食系ではなく、雑食系になりますが、虫を好んで食べる個体はあまりいないようです。
主食はペレット(人工飼料)とペット用の牧草になります。
牧草には様々な種類があるので、下記の記事を参考にしてみてください。
その他
保温グッズ
リチャードソンジリスはだいたい15度以下の環境が続くと冬眠をします。
飼育下のリチャードソンジリスに冬眠をさせてしまうのは、様々なリスクが伴うので、部屋の温度を25度程度に保つか、保温グッズを使用してゲージ内の温度を25度程度に保つようにしましょう。
掃除用具
- ビニール袋
- 尿石除去剤
- 霧吹き
- クロス
ゲージ内を清潔に保つために掃除用具を用意しておきましょう。
おやつ
主食(ペレットや牧草)を与えるのが基本ですが、副食としておやつを与えてあげましょう。
ただし、あげすぎてしまうと肥満につながるので「一日の量を決めておく」などルールを作って与えるのが好ましいです。
飼育に必要なものと費用まとめ
必要なもの物 | 費用 |
---|---|
飼育ケース | \15,000~\30,000 |
床材 | ¥1,000 |
巣箱 | \2,000 |
トイレ | \2,000 |
トイレ砂 | \1,500 |
餌箱 | \100 |
かじり木 | \1,000 |
餌 | \1,000 |
その他 | \2,000 |
\25,600~\40,600 |
飼育に必要なものをそろえるのに、選ぶものに依りますが、大体「\25,600~\40,600」程かかります。