お店で売られているクレステッドゲッコーは小さいうちだと性別がわからず「性別不明」で売られています。
そこで、この記事ではオスとメスの見分け方や、いつ頃から性別を見分けられるのかを紹介します!
オスとメスの見分け方
尻尾の付け根の部分を見る
オス♂の尻尾の付け根(総排出腔の下の部分)には膨らみがあります。
一方メス♀は、オスに比べると尾の付け根の部分(総排出腔の下の部分)の膨らみが小さいです。
この膨らみの有無が一番分かりやすいオスとメスの見分け方です。
別名を総排泄腔(そうはいせつこう)と言います。
この総排出腔を持っている動物は、排泄や生殖を同じ穴でします。
総排出腔を持っている動物は他に、
・軟骨魚類(サメやエイなど)
・両生類(カエルやイモリなど)
・鳥類(ニワトリやハトなど)
・一部の哺乳類(ビーバーやモグラなど)
がいます。
総排出腔の上の部分をルーペでみる
10倍ルーペで見てみると
オスには、膨らみの上の部分に小さな黒い毛穴の列があるのが分かります。
この黒い点は、メスにもありますがオスの方が多いです。
尻尾の付け根のサイドにある白い突起を比べる
尻尾の付け根のサイドにある白い突起物をオスとメスで見比べるとオスの方が大きいです。
ただ、これは個体によって差があるのと、オスとメスどちらとも飼育していないと判別が難しいので判別方法としては弱いかもしれません。
生後6ヶ月を過ぎても見分けるのが難しい方
(写真は生後7ヶ月のメス♀)
写真のように↑メスの総排出腔の上の部分は角度によって膨らんでいるように見えるので、
生後6ヶ月を過ぎても自分の飼育しているクレスの性別がわからない場合は、
これから紹介するオスの成長写真を参考に見比べて見てください。
生後何ヶ月からオスとメスを見分けられるようになるか
生後2ヶ月目のオス♂
生後2ヶ月目のオスには膨らみがないので、オスメスを見分けるのは難しいですが、
白い突起がすごく尖っているように見えます
メスの場合、突起はオスよりも尖ってないように見えます。
生後3ヶ月目のオス♂
生後3ヶ月目のオスの膨らみは、まだメスと同じくらいです
生後4ヶ月目のオス♂
これが、生後4ヶ月目のオスの写真です。
若干膨らみがあるように感じます。
また、白い突起もおきく見えますが、素人の目から見ると判別が難しいです。
これも生後4ヶ月目の横から見たオスの写真です。
やはり若干膨らみがあるように見えますが、素人だと判別が難しいです。
生後5ヶ月目のオス♂
これが生後5ヶ月ほどのオスの写真です。
生後4ヶ月の時より膨らみがはっきりとしてきました。
これくらいの膨らみがあれば、ほぼオスと言って間違いないでしょう。
ちなみに横から見るとこんな感じです↑
生後6ヶ月目のオス♂
生後6ヶ月になると膨らみがよりはっきりしてきます。
メスは横から見ても、膨らみを感じません。
結果:性別がはっきり分かるのは生後6ヶ月(体重10g以降)
よって、性別がはっきり分かるのは生後6ヶ月を過ぎたあたりになります。
グラム数でいうと、体重が10gを超えたあたりになります。
ただし、幼少期の餌やその個体の餌の食いつき方によっても個体の成長速度は違うのであくまでも目安です。
例えば私の飼育しているメスのフーちゃんは幼少期から生きたコオロギなどの栄養価が高い餌を食べている+食欲旺盛なので成長が早く、オスメスの判別もしやすかったです。
それに比べると、シュワくんは餌の食いつきが悪く、幼少期から生きたコオロギではなく冷凍のコオロギを与えていたので、成長速度が遅く性別の判断もメスのフーちゃんより遅かったです。
*個体の食事の違いを下記の記事にまとめてみたので参考にしてみてください✨↓